「LDKは20畳以上ないと狭い」「廊下は無駄だからなくすべき」 今の家づくりのトレンドを見ていると、そんな言葉をよく目にします。
わが家の1階LDKは、最終的に15.1畳というサイズに落ち着きました。4人家族、さらにおばあちゃんとの二世帯同居という条件を考えると、数字だけを見れば「あまり広くない」サイズ感かもしれません。
しかし、私たちはあえてこの広さ、そして今の流行りとは逆行している「壁付けキッチン」と「長い廊下」を選びました。
今回は、数字上の広さよりも「暮らしの広さと心のゆとり」を優先した、わが家の間取りの正解をお伝えします。
LDK15.1畳を「数字以上に広く」使うための逆転発想

玄関から入って縦長の長方形タイプであるわが家のLDK。
ここで私たちが最優先したのは、「圧迫感をなくし開放的なLDK空間づくり」でした。
憧れの対面キッチンをあきらめ「壁付け」にした理由
対面キッチンやアイランドキッチンは、確かにおしゃれでTHE注文住宅!って感じで憧れますよね。
ですが、建てられる広さに制限があるからこそ、それらを導入すると「キッチン専用のスペース」が必要になり、LD(リビング・ダイニング)として使えるスペースが削られてしまうのがネックだと思ったんです。
正直私たちにとってそのスペースは「デッドスペース」と感じてしまうので、自由に使える有効面積を増やすため、あえて壁付けキッチンを選びました。
壁つけキッチンの良さはキッチンスペースとリビングスペースの境界をなくす代わりに、部屋全体を一つの大きな空間として使えるようになるので視線的圧迫感をなくし、狭く感じやすいリビングでも広く見せれる工夫を取り入れました。
収納不足は「1.5畳のパントリー」で解決

LDKの圧迫感を無くし解放感と間取りの自由度を優先して壁付けキッチンにしましたが、最大の弱点が収納の少なさです。
カウンター付きキッチンや対面キッチンはLDKの場所が取られる分、収納スペースが確保できるため普段使うものや食品ストックなど全て収納できるのでキッチン自体をスタイリッシュに見せれます。
今回私たちはキッチン周辺に収納を作らない代わりにキッチン横に約1.5畳のパントリーを設けることでカバーしました。
このパントリーは食品ストックや調理器具だけではなく、電子レンジやトースター、ケトルなども収納できるように設計してもらいました。
キッチン上の吊り戸棚も検討しましたが、高齢のおばあちゃんと住むという目線から背の高い収納は使う人が限られてしまう為設置せず、代わりにキッチン上にパイプ棚とFIX窓を設置して解放感と作業スペースを確保しました。
光と視線のコントロールで「圧迫感」をゼロにする
「15.1畳」を狭く感じさせないために、窓の配置には徹底的にこだわりました。
- 天井までの大きな窓: 中庭に面した大開口の窓が、外の空間とリビングを繋げます。
- 複数の窓: キッチン横の腰高窓、キッチン上のFIX窓。多方向に視線が抜けることで、開放感を演出しました。
掃除の観点や予算的に賛否ありますが、キッチン上部には細長い不透明のすりガラスタイプのFIX窓は南側からの光を取り入れることで目線を窓の方(上部)に向くよう誘導し壁つけ特有の圧迫感を解消できるようにつけました。
意外と見落とされがちな家具選びもかなり重要で、何も置かないと意外と15畳は大きな部屋に見えます。
ですが、ダイニングテーブル・椅子・ソファー・ローテーブル・収納スペース・・・必要最低限の家具をおくだけでも結構手狭にりがちです。
だからこそ、間取りを作成してある程度確定した段階でどんな家具を置くかも営業担当・設計・インテリア担当などに相談し「その部屋のサイズに合う家具」を頭に入れておきましょうこと。
実は家具一つでどんな広さの部屋でも広くも狭くも見えてしまうので、リビング〇〇畳以上は必須などど言う数字や言葉に振り回されず自分たちに作った間取りに合う最適な家具を選び、快適なLDKを作りましょう!
広さよりも「心のゆとり」を選んだ、二世帯住宅の工夫
今回の家づくりで一番気を遣ったのは、一緒に住むおばあちゃんの部屋との距離感です。
別の建築会社に提案されたプランでは、「廊下をなくせばリビングを18畳取れる」というものがありました。
でも、その間取りだとおばあちゃんの部屋がリビングのすぐ隣。そしてトイレは玄関横。
設計の説明ではリビング隣接の壁に衣裳ダンスを置けば音は気にならない、玄関近くのトイレは今すごく人気のある間取りとのことでした。
ですが気にしいの私は「夜、リビングで私たちが盛り上がっていたら、おばあちゃんは気を使って眠れないのでは?」 「おばあちゃんが夜中にトイレに行くとき、私たちの視線が気にならないか?」などなど気になる点が盛りだくさん。
そう考えたとき、私たちは世の中で言われている「リビング18畳以上」の広さよりもみんなが変な気を使わないで生活のできる「プライバシーが守れる間取り」を選びました。
あえて作った「廊下」のすごい効果

昨今はデットスペースと言われがちな「廊下」ですが、音・振動・視線を物理的にカットするには最高のツールなんです。
おばあちゃんの部屋をリビングから一番離し、その隣に少し広めのトイレを配置。廊下には足元に人感センサーライトをつけ、夜間の移動ストレスも無くしました。
生活リズムが全く違う私たち家族とおばあちゃん、だからこそ物理的な距離は、心の余裕に直結します。
ものすごく大きい家じゃないからこそ、廊下を使ってしっかりプライベートも分けつつ、どことなく人を感じられて寂しさを感じない間取りを作りました。
二世帯といっても親と子ではなく、孫と義孫とひ孫という1世代飛び越えた同居だからこそ、私たちもおばあちゃんも「気を遣わずにリラックスできる環境を作る」ことこそが、今回の家づくりで最も大切なことだと私は思います。
最高の家づくりは「自分の正解」を知ることから
部屋を広くしたいのか? それとも各人のプライバシーを優先したいのか?家づくりは選択の連続です。本当にずーーーっと選択をし続けた結果、あなただけの理想の家が完成します。
どんな家でどんな風に生活したいのか?まずは徹底的に私は何が好き?何が心地よく感じる?何をするのが楽しい?そんな自分だけの好きを知ってください。
リビングの広さは15畳でも、工夫次第で驚くほど開放的に、そして家族全員が気を使わずに過ごせる空間は作れます。
世の中の「当たり前」に流されず、ぜひ「自分たちの十人十色の正解」を見つけてください。
自分の好きを間取りに落とし込もう
「自分たちにとっての正解は、世の中の流行りや数字上の広さではなく、家族全員がリラックスできる距離感やこんな生活をしたいという理想にありました。
ですが最初からそれに気づけたわけではありません。
複数の会社から異なる視点の間取りを提案してもらい、比較検討したからこそ、迷いなく『あえての廊下』や『15畳のLDK』という答えに辿り着けました。
これから注文住宅を考えてる人、今すでに間取りで迷っている人は、一度プロの視点で『自分たちのためのオリジナルプラン』を書いてもらうのが一番の近道です。スマホから理想を伝えるだけでオリジナルの提案が届くので、まずは形にしてみることから始めてみませんか?」
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