【元ママ課長の間取り術】中庭つき・コートハウスで後悔しない！失敗する3つの設計と採光の裏ワザ

なぜ、中庭つきの家が「最高の選択」になり得るのか？

はじめまして！元土地活用営業課長のママ課長です。

都会の住宅密集地や狭小地でも、「プライバシーを守りながら、空と光を取り込む」ことを可能にするのが、中庭（コートハウス）の最大の魅力です。

そんな私も、人の目線を気にせず生活したいという希望を叶えるために、中庭のある家作りを現在進行形で進めております。

しかし、中庭は設計が少しでも狂うと、「日当たりが悪くなった」「夏、熱がこもって暑い」「掃除が大変で使わない」といった大きな後悔に繋がります。

この記事では、私が培ってきた土地活用の専門知識と子育てママの視点から、中庭を最大限に活かし、「家族の憩いの場」にするための設計鉄則と、失敗事例を公開します。

「中庭つき・コートハウス」の設計で陥る3つの失敗

失敗1. 採光を優先しすぎて「夏暑い中庭」になる

中庭の大きなガラス窓は魅力的ですが、南側の採光を確保するために庇（ひさし）や軒の出を計画しないと、夏場に強烈な直射日光が室内に差し込みます。

図面依頼時必ず建築士に、夏と冬の太陽の「角度」と「日影図」を見せてもらいましょう。夏の高い角度の日差しは遮り、冬の低い日差しだけを取り込む設計が鉄則です。

失敗2. 面積を食われて「窮屈な部屋」になる

広い中庭を設けた結果、リビングや居室の面積が削られ、「中庭は広いけど、部屋が狭い」という本末転倒な状態に陥ることがあります。

中庭は、「部屋の延長」として機能させることが重要です。LDKの延長線上にウッドデッキなどを設け、床の高さを揃えることで、中庭の面積をLDKの一部と錯覚させる視覚効果を使いましょう。

失敗3. メンテナンスを軽視し「ゴミや虫の溜まり場」になる

憧れの中庭も、落ち葉やホコリが溜まりやすく、排水口が詰まると雨が溜まってしまいます。掃除が億劫になると、中庭はあっという間にデッドスペースになります。

中庭に面した部屋から「すぐに掃除用具を取り出せる動線」を確保すること。また、メンテナンスの手間がかからないシンプルな舗装材を選び、植栽を最小限に抑えましょう。

失敗しない！中庭を最大限に活かす3つの設計鉄則

鉄則1. 土地の形状に合わせた「コの字」と「ロの字」の最適な選び方

• 「コの字型」：都市部の採光確保に強く、中庭の一辺を開けることで通風も確保しやすい。比較的コストも抑えられます。
• 「ロの字型」：完全なプライバシーを確保でき、防犯性が高い。ただし、窓が外に面しないため、通風計画に高い設計力が求められます。

コの字型の防犯リスク

コの字型は、開いている一辺から敷地内に侵入しやすい構造になりがちです。特に人通りの少ない立地では、外から見えにくい中庭部分が死角となるため、防犯上のリスクはロの字よりも高くなります。

鉄則2. 中庭の床面積は「最小限の有効面積」を確保する

中庭の役割が「視線の抜け」だけであれば、2〜3畳でも十分です。

しかし、子供の遊び場やBBQに使うなら、最低6畳（約10㎡）の広さを確保しないと、家具を置くとすぐに手狭になります。

鉄則3. ママ目線で考える「中庭と洗濯動線」の最短設計

中庭を洗濯物干し場として利用する場合、キッチン・洗面所・中庭の動線を直線で結ぶ「最短動線」を設計しましょう。

リビングや玄関を通る動線は、毎日の家事を増やし、ストレスの原因になります。

安心を確保する！中庭設計で必須の防犯対策

対策1. 一階部分には「防犯シャッター」または「強化ガラス」を

コの字型、ロの字型にかかわらず、一階の掃き出し窓や中庭に面した窓は、泥棒の侵入ルートになりやすい場所です。

予算に応じて、タイマー付きの電動防犯シャッターを取り入れるか、防犯性の高い合わせガラスを採用しましょう。特に中庭は外から見えにくいため、セキュリティ強化は必須です。

対策2. 24時間365日！ホームセキュリティーで安心の暮らしを設計に組み込む

中庭やシャッターといった物理的な対策に加え、機械警備を導入することで、家族の安心は格段に高まります。

特に、セコム・ホームセキュリティはご契約件数No.1の実績があり、24時間365日ご家庭の安全を見守ってくれます。中庭の死角部分にセンサーを設置することで、不審者の侵入をすぐに察知でき、お子様を遊ばせる際にも安心感が違います。

セキュリティは、建てた後では導入しにくい設備です。家づくりと併せて一緒に資料請求やお見積りを行い、安心な暮らしを設計に組み込みましょう。

最高のパートナーと作る、中庭のある家

中庭のある家は、高い設計力が問われます。見た目のデザインだけでなく、採光、通風、動線、そしてセキュリティといった住み心地の機能を計算できる、信頼できる建築家やハウスメーカーを選ぶことが、成功の鍵です。

憧れの家づくりで後悔しないために、まずは複数の会社の話を聞き、あなたの要望を実現できる最高のパートナーを見つけてください。

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